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The.Last.Days
夜の酒宴

静かな海面に浮かんでいる飛行艇から眺めている

裕美子は
「断崖絶壁が永遠と続いているね!すごーい」

ザザザッ〜ザザザッッツ
ザザザッ〜ザザザッッツ

マリーチィーさんは
「う〜ん、そろそろ港へ」
飛行艇は港町へゆったりと戻っていくのでした。


海の向こうに夕陽が沈むころ‥海際の高台に建つ建造物に

ほのかに灯りがともるのであった。

水平線の左右に永遠的につづく別世界があるようで
幻想的な海であった。


裕美子たちは今宵は
ここの港町で泊まっていくのでした。


白い石壁のつくりの建物の中‥どうもココは食事を
する建物であるようです。

裕美子はキョロ
キョロと、珍しげに
「すごーい!筋肉隆々の
男たちがいっぱい?!」


サーシェさんが教えてくれた。
「この大陸の兵士たちですね!」


それは‥スカートみたいな白い衣装をつけた
古代ギリシアみたいな戦闘のコスチュームの姿だった

裕美子が
「髪の色もさまざまで
肌色も少し私たちと違うなぁ‥」

「あっ!これはどういう?料理かなぁ!?」
とつぶやくのでした。


テーブルには魚の蒸した
ような料理や肉料理や
野菜や豆のスープらしきものが沢山出てきたのであった。

それが裕美子の目の前に並びました。
さぁ‥賑やかな夜の
ヒトトキの幕開けのようで‥
大切な‥お客さんをもてなす宴会であるようです。

一族たちが手分けして腕をふるった料理が次々と運ばれる。

女性たちの細心の心配りが
どことなくあたたかい雰囲気に夜が包まれる。


マリーチィーさんが
「裕美子さん!フルーツもあるよ!どうぞ!」

それ!パイナップルやマンゴーらしき‥南方の果物

普段は裕美子の土地
では見たことがないものだった。

裕美子はホッとため息をついてから一言

「もーう!お腹がいっぱいで(汗)ありがとう!」
やんわりとお断りをした。

夜はゆったりと過ぎてゆくのであった。




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