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The.Last.Days
海中散歩
マリーチィーさん
「ザトウクジラが見えませんね?まだ沖にいるのかな?」

裕美子が眺めている
海の海面は‥ただ静けさ
と波はあまりなく凪(なぎ)の日だった。

裕美子は大海原が永遠と広がる景色を眺めて
「クジラかぁ‥今は
いないみたいですね!」

「海の中を見たいなぁ‥」
とつぶやく。


マリーチィーさんは
「海の中へ行きますか?」
「近くの海域ではザトウクジラも見れるからね!」

と笑顔でいうのでした。


裕美子が嬉しそうに
「うん、見たい、見たい!」と笑顔でこたえます。


兵士のアラザン殿たちと
マリーチィーさんたちは
もとの居住区へ引き返し
いった。

海にいる魚のエイのよう
なフォルムな機体…の
飛行艇に3人は乗り換えたら

港へ海岸線目指しゆっくりと進んでゆくのであった。

断崖絶壁のリアス式の海岸が続くが、やがて開けた
川が流れ込んでいる入り江に‥

そこは港の区間であった
近くには三段櫂船(ガレー軍船)や小型の漁船とみられ船が何十隻もつなぎ停めていたのでした。


裕美子は眺めている
「珍しげに、あの〜ぉ?
小型の船は漁船?」

なんせ裕美子の時代
の船とは違うタイプでもあるからでした。

マリーチィーさんは
「あのカヌーみたいな船
は崖の下など陸上から
近づけない場所に漕いでいき‥」
「魚捕りの仕掛けを等々
いれたり、カニカゴで漁
をするのです。」
「生活道具として使っているのですね!」


裕美子は田舎を思います。
「そっかぁ!同じなんですね!」

島の生活は、夏には川や
海で漁をして、春からは
山に入って山菜を採る。

フキ、タラの芽など沢山
採れる。4月を過ぎると
竹の子が出てきてくれた。
山を走り、川を泳ぎ、冒険を喜ぶ‥田舎。


マリーチィーさんは
「こちらの生活ものんびりしていますよぉ〜♪」

「雨の日は外を眺めて
酒を飲んで過ごす‥
晴漕雨呑(せいこううどん)
の生活なんですよ!」


サーシェさんがいいます
「自然に満ちてますからね‥」

やがてー
飛行艇は海岸線を越えて
海の上へ出てきたのでした




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