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The.Last.Days
大陸の旅・東へ(2)
裕美子が眺めて
「あれ?来る途中に
見たことあるような?
帆の船が沢山あるよ!」

マリーチィーさんは
「あれは…軍船ですね!
ココの居住区は補給の
場所も兼ねているようですね!」

そのドックには‥
三段櫂船(ガレー船)が
何十隻も停泊しているのでした。

サーシェさんがいいます
「裕美子さん
東西は約5・4キロぐらい
で、南北は5・6キロぐらいの都市ですね!」

「ここの防壁は盗賊や
デキソコナイの獣ナド
から守るためですね!」

「あの山々のふもとに
あるエリアの建造物が
神殿なんですね!」

裕美子は
「デキソコナイ?」と
首をかしげてから呟く

「石でできた神殿かぁ!
まわりはギリシア衣装の
人たちが歩いてる!」
「似たような乗り物も
とまっているねぇ!」


裕美子の乗る飛行艇
は中心部へつらぬく
メインストリートを
緩やかに進む。


すっーっと静かに飛行艇
が止まったのだった。

そこには精密かつ精巧に
建築された石を囲む温泉
の施設らしきものも…ある
闘技場、娯楽施設、水路
川を引き人工的な泉…が
たたずむ静かな街。


マリーチィーさんが
「ここら辺で休憩と食事
をしましょう!
ココからは徒歩で海岸に
出れますからね!」
「そのほうが、景色も
眺められるし大地を
踏めてゆっくり歩こう!」
「まぁ、少しだけ‥
気を引き締めて通らないといけない場所はあるけどね!」

と誘ってから3人は
このエリアでしばらく
とどまるのであった。


ここは酒宴の建物の
中らしい…マリーチィー
さん達がいる大きなテーブルには

当時の山海の珍味と果物
や野菜は豊富であった。

アハハ、ハハッ、アハハ、と賑やかな雰囲気でなの
である。

マリーチィーさんに挨拶
をする隊長らしき威厳の
ある兵士らしき人物が

そばへきたのでした。
「おぉ!マリーチィ殿!
お久しぶりでございます。」

マリーチィーさんは
ジロッと見つめてから
「おお!アラザン殿!
お久しぶりですな!」

「どうかされましたか?」
とたずねる。


その兵士風の人物は
「我ら、王宮の依頼を
受けて、この辺りの野賊
や盗賊と獣の討伐を
致しております。」

「居住区を出たあとの
それから先の途中の海岸
に出るまでと‥帰り道を
我らが護衛をいたす。」

マリーチィーさんは軽く
お辞儀をして
「まことに感謝いたす。」
「この辺りは集落などを
脅かす賊が多いみたいですな!」
と返事を返した。





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あきゅろす。
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