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The.Last.Days
伝説を偲び

裕美子は夢見心地の中で父からよく話してもらった伝説と重なる島を歩いているような気分です。


裕美子はその島に昔から伝わるとされる哀しきも美しい伝説の話の事を夢うつつに思い出してた。


「その異国の女性は‥
故郷にお墓を作る事が出来なかったんですから

父にも母にも逢えない、まして親しい友人にも‥」


と裕美子は心の中で
つぶやきて思い浮かべて涙が自然にこぼれ落ちます。


裕美子の生まれ育った色褪せない山や海など自然

風景やさまざまな想いでも‥夢の中では色あせません。

心の記憶の片隅に昔を偲び、きっと心のオアシスとして強く残っているのでしょう。


裕美子生まれ育った島、父からよく語ってくだされた島の伝説の話を聞いて育ってきたのですから


島が大好きでもありました。

裕美子はその伝説の話を詳しく思い出そうとしていた。

はるか昔に潮流にのって謎の柩がはるばる流れてきて

日は昇り月が出て欠けてゆく月、長い年月をへて太平洋を越えて漂着した…


裕美子の生まれた、その島で語りつがれることになったという。









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あきゅろす。
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