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裏地球史ミステリー
テオティワカン

《テオティワカン》

メキシコ最大の都市遺跡
であり、古くから真の
聖都として人々の崇敬を
集めてきたのが、この
テオティワカンです。

場所はメキシコ市の北方
約40キロの高原地帯周囲
を丘に囲まれた約2600
平方キロの、広大な盆地
に築かれた巨大都市です。

テオティワカンという
のは「神々の都市」
あるいは「神々の創造
した場所」という意味で



その由来は次のような
アステカ神話にあると
いいます。


「4番目の太陽」が姿を
隠したあと、神々が
集まり新しい太陽を
作って世界を復活させ
ようと相談した。

このとき、2柱の神が
自ら犠牲となり、火に
身を投じてそれぞれ
太陽と月になり、この地
に国が作られた……と。

実際、テオティワカンは
こうした名前や神話に
ふさわしい規模と風格を
備えています。


都市の面積だけで20平方
キロ近くもあり、南北に
走る「死者の大通り」を
中心に東には
「太陽のピラミッド」が

西には「農業の神殿」が
北には「月のピラミッド」
がそびえたち、南側には
宮殿や邸宅などが基盤状
に整然と配置されてました


都市が築かれはじめ
られたのは紀元前500年
ごろからで、最盛期には
15万以上の人口がいたと
考えられてます。

また建物も年代ごとに
様々に建て替えられて
その地下には今も何世代
にもわたる建築物が
眠っているとされます。


そして、そんな建造物の
なかで最大の威容を
誇っているのが

「太陽のピラミッド」です

これは基底部が216×228
メートル、高さが約68
メートルという巨大な
もので、内部には
ぎっしりと日乾しレンガ
が詰められ、表面は
赤色火山岩で化粧されて
いました。

総体積ではエジプトの
ファラオのピラミッドを
しのぐ規模だと言われる。

現在は5つの層を
なしているが、これは
1910年に復元されたもの
で、本来は4層構造
だったことがわかっている
また南側の位置にある
「ケツァルコアトルの神殿」は
6層構造の階段
ピラミッドで、欄干
(らんかん)に翼をもった
ヘビとジャガーの頭像が
装飾されて、各テラスの
壁面にも365個の神像が
あります


もちろんこれは、太陽暦
の日数を示すもので
ありますが…


これほどの降盛を
誇っていたテオティワカンですが

7世紀ごろになると急速
に衰退し、わずか100年
ほどの間に完全に
ゴーストタウンと
化してしまいます。


その理由については
他民族による侵略説や
対立説、飢餓説などが
あげられますが

その年代や理由までを
正確に推測するのは…
不可能かもしれません。


いずれにしても
都市は終焉を迎えて
長い眠りについたのです。

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