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〜闇夜物語〜
猫…弍

うめき声を発しました。
この世のものとは
思えない奇妙な……



「フーッ フーッ…」

「ギャーァッフーッ」

「フーッ…」

「ッフーッ」

と、よっんばいになり
もがき暴れだしました

自分たち4人は・・・
やっとのことで
取り押さえて

とにかくモノスゴイ
力なんです、

私たちは……
薄暗い中のAさんの
顔を見たとき背筋に


寒気がまた来ました


目は充血して
つりあがりて

口から泡か
分からないけれど
すこし痙攣してました。


そして片言でAさんが

「冷蔵庫の後ろ」と



ちょうど古びた
使えそうもない


業務用の冷蔵庫があり
私と連れの人で動かして
みたら…



その下から・・・




白骨の動物らしき
死骸がありました。



やがてAさんも
正気にもどり・・

みんなで、その死骸を
埋めて埋葬しました。


それから何事もなく
過ごし、今は、あのビル
には足を運んでません。



我々に、遺体の在処を
知らせたくて
取り憑いたのかは不明で
謎ですが……

そこで、その店で過去
人間が猫を殺したかも
しれません…………

商売してると生ゴミは
でますから


野生に生きてる野良猫
なら何処にでもいるから、

古い閉ざされた空間の
一室で遺体が白骨化する
まで

無念だったのでしょうね。

使われてない、古き建物
は嫌です。

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