∞陰陽道探究∞ □陰陽五行説(2) 『五行説』においては 木火土金水の五行に空間 と時間が配当されます。 「五行と空間」 木=東、火=南 土=中央、金=西、 水=北、になります。 「五行と時間」 木=春/朝、火=夏/昼、 土=土用、金=秋/夕方 水=冬/夜になります。 この割り当ての根拠を 理解するには、ごく自然 な感覚にしたがえばいい 火の熱さは南国であり 水の冷たさは北国であり 春はあけぼので秋には 夕暮れというぐわいに。 この配当を陰陽説に 結びつけて陰と陽の ふたつにわけると下の ようになります。 陽=木、東 春と火 南、夏になります。 陰=金、西、秋と水 北、冬となります。 陰陽半々=土、中央 土用となります。 この陰と陽の割り当ても 単純素朴に太陽の運行と 季節の気温を思い浮かべ れば、楽に理解できる。 基本的に陽とされる太陽 は東から昇って南中 (高度が最大になる状態) において盛りをむかえる また、同じく基本的に陽 とされる暖かさは、春と 夏にもたらされます。 さらに東南西北(トーナンシャーペー)の方位は それぞれ、生気、旺気(おうき)、老気、死気を 司る方位とされてます。 この割り当てもまた、 東から昇って西に沈む 太陽、春に芽吹いて冬に 枯れる草木を思い浮かべ れば、スムーズにイメージができます。 陰陽道の基本思想である 陰陽五行説は古代中国の 瑞祥災異、天人相感の 思想をベースに してると解説をしました。 自然を観察してから人の あらゆる営みに活かそう と考えての道ですね その理論と概念 【五行配当一覧】 [五行]木、火、土、金、水 [五色]青、赤、黄、白、黒 [五方]東、南、中、西、北 [五時]春、夏、土用、秋、冬。 [五星]木星、火星、土星、金星、水星。 [五感]視、聴、嗅、味、触 [五味]酸、苦、甘、辛、塩辛い。 [五臓]肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓。 [五合]筋、血、肉、皮、骨 [五徳]朗、従、寛、聡、恭 [五常]仁、礼、信、義、智 [五欲]財欲、色欲、食欲、名誉欲、睡眠欲。 [五悪]殺生、窃盗、邪淫、妄語、飲酒。 [五畜]犬、羊、牛、鶏、馬 [五金]青鉛、赤鉛、黄金、白銀、黒鉄。 [五神]蒼竜、朱雀、黄竜、白虎、玄武。 [五節句]人日、上巳、端午、七夕、重陽。 [*前頁へ][次頁へ#] [戻る] |