∞陰陽道探究∞ 怨霊と化した天神様(2) 「受験の神様」の 恐ろしい素顔……… 文章学者の家柄から 右大臣にまで上りつめた 菅原道真は、 皇位継承をめぐる争いの 渦中で藤原時平に おとしいれられ 太宰権師 「だざいのごんのそち (九州府の副長官)」 に大左遷された。 そして、903年、 道真は、むごい 仕打ちへの怨みを のんでその地で死ぬ。 没年、五九歳。 「北野天神縁起絵巻」 は流竄(るざん)の地で 憤死した道真の怨みと 復讐を描いた 絵物語なのです。 道真の復讐は、 筑紫(つくし/九州の古称) の山における祈祷から 始まります。 「死ぬ前に彼は天拝山に 登って、死後、 天満大自在天神という 大魔王になることを 七日七夜祈った。 その祈りの甲斐が あったのだろうか… 彼は死後まもなく大魔王 と…略」 [※文献から] [*前頁へ][次頁へ#] [戻る] |