∞陰陽道探究∞ 物忌み(ものいみ) 物忌みは外出を一定期間 ひかえて凶兆や魔性を 避ける事です。 厳粛なルールに基ずく 言わば、平安時代の ひきこもりです。 家に引きこもり酒色を つつしんで身を清めて 身にふりかかった不吉を 祓(はら)う。 それが物忌みです ここでの[物]は、 モノノケを意味してます モノノケ魑魅魍魎ですね 平安期の説話や伝説には 夢見が悪かったり不吉な 予感を覚えたりした人が 陰陽師に相談し頼む エピソードが数多く登場 しますが物忌みにおける 方位・日時の判断は、 当人の本命星や干支を 考慮し、陰陽五行説に 当てはめて行われた。 よって陰陽師の処方箋 (しょほうせん)なしには 誰も物忌みを行うことが できなかったのです。 物忌みしている家は 門を固く閉ざし短く 削った柳の木や桃の木を スダレにさすなどの 目印を出してたといわれ ます。 ※茨木童子(いばらぎどうじ)という悪鬼をめぐる 伝承には有名な物忌みの エピソードがあります。 [*前頁へ][次頁へ#] [戻る] |