∞陰陽道探究∞ 瑞祥災異・天人相感 天・地・人を動かす闇の呪術の陰陽道、自然と人間とのシンクロを探った原始の知恵━ その知恵を科学的ロジックによって磨き上げたテクノロジーに陰陽道の陰陽道たるゆえんがあります。 シャーマニズムって言葉がありますが自然界の霊と人間の霊を交信させる原始宗教の意ですが 星の宿り雲の流れなどに国家の吉凶を見いだして方位、日時、草木の営みと人間の運命とのシンクロを探求しようとした学問が陰陽道です。 陰陽道の祈祷術は人々を呪い精神を狂わす呪詛を生み出したが…それは、怨念の化身である魔物(魑魅魍魎)や憎悪の生霊や怨霊などを国中に跋扈させることになったのです。 平安の四○○年間は、とんでもなくアブナイ時代でもあったのだ…。 そしてそこに、霊的世界の仕事人たる陰陽師が腕をふるう土壌があった。 *平安時代の精神文化の根幹をなしたのは、そう死生観だった。 平安の世における陰陽道の大流行は、その死生観と密接な関係があった。 それは、陰陽師が魔物や悪霊祓いのスペシャリストであったという点だけで語れるものではないから 平安時代は原始の精神を色濃く受け継いだ時代でした。 陰陽道のベースとなった 『瑞祥災異・天人相感』 の思想もまた原始時代のシャーマニズムを源としています。 陰陽道の基本思想である陰陽五行説は古代中国の瑞祥災異、天人相感の思想をベースにする。 「瑞祥災異、天人相感」 とは→つまりは天地の異変は人界の吉凶と連動していて天地の異変は人の精神や肉体にも通じている。 天地は人の精神や肉体に通じるという思想です。 この思想を前提にしてからこそ方位、時、地相、天体、気象が国や人の運命を支配するという陰陽道の発想が理解できかと思います。 [次頁へ#] [戻る] |