神の名鑑 大黒天 【大黒天】 大黒さまとして一般に親しまれているこの仏はサンスクリット語で(マハーカーラ)といい、マハーは大で、カーラは、暗黒を意味するところから 大黒天と名付けられた、 仏教にとり入られると毘盧舎那仏の化身とされ、ダーキニーという鬼神を懲らしめる天部の仏となったです。 この神はもともとはヒンズー教のシヴァ神で、すべてのものを破壊しつくす神として信仰されていたが、その反面恩恵も施すという。 「大黒さま」として一般に親しまれています、日本では大国主神とも混同され、普通は打ち出の小づちを持ち袋を担いで米俵の上に乗ってます、また七福神の一つとして信仰されてますが 本来の大黒天は、サンスクリット語で「マハーカーラ」マハーは大や偉大という意味もあります、多や勝とかいう意味もありマハーは常識を越えた比較対照のできない、すべてを包み込む大きさと説きます。 そしてカーラは暗黒、時、黒を意味するところから、大暗黒天とも言われます。 密教では胎蔵界曼荼羅の外側の金剛部院の北側におり容姿は青黒い三面で中央の顔は三眼、手は六本で、右下の手は人間の頭髪をつかみ左下の手で羊の角を持っている、右の中の手には剣を持ち そして髑髏(ドクロ)の首飾りをし、蛇の腕輪をした恐ろしい憤怒の姿をしています。 この神は元々シヴァ神の憤怒の化身で、すべてのものを破壊しつくす死の神として信仰されていたが、その反面、恩恵をも施すという二面性を持ち我が国では、後者が強調されました。 当初の大黒天は破壊と豊穣の神として信仰されていたが、のちに豊穣の神として食物、財福の神になりました。 ◆「マハーカーラ」はシヴァ神の憤怒の化身で世界を破壊するときに恐ろしい黒い姿で現われるとか? シャマシャナという森林に住み不老長寿の薬をもつ。 梵語=摩訶迦羅と書く ■大黒天の出自 仁王経、大日経 ■原名:マハーカーラ ■続柄:毘盧舎那仏の化身 ■特質:神徳、財宝、武徳台所守護 ■出身:シヴァ神の化身 [*前へ][次へ#] [戻る] |