神の名鑑 多宝如来 【多宝如来】 多宝如来の仏像は釈迦如来とともに多宝塔の中にまつられ、その容姿は釈迦如来と同じ姿で合掌している。 これは仏の教えを象徴した法身仏で釈迦が「法華経」を説いてるところに現れた仏といわれます。 一つの座を多宝如来と釈迦如来の両像が分かち合っているのは、もともとは、同一のものであり、そのはたらきと内実の両側面を表しているからだといわれます。 すなわち、釈迦がこの世に現われた歴史的人物であるのに対して、多宝如来は永遠の釈迦のはたらきを象徴しています。 □多宝如来の出自 法華経、他など □原名:プラブータ・ラトナシャ □別称:宝勝如来 特質:法華経を賛嘆 『法華経』[見宝塔品第四]によると、釈迦が法華経、を説かれているところに宝塔が現われて、その中に いる多宝如来が[その教えは真実である]と証明すると説かれてます。 [*前へ][次へ#] [戻る] |