神の名鑑
ラジエル
天使『ラジエル』
■出自：ﾕﾀﾞﾔ、ｷﾘｽﾄ教。
別名：はラティエル、ガリズル、サクラエル
字義：は神は私の喜び、秘密の領域と至高の神秘の天使の称号を持つ。
神の玉座を取り囲むカーテンの中に立ち全てを見聞きする天使。
天界と地上における秘密の全てを知り尽くしており
それを一冊の本にまとめる
※ラジエルの秘密の書⇒
その書物は彼の名をとって「セファー･ラジエル」ラジエルの秘密の書と呼ばれる。
１５００項目にもわたり宇宙（天）世界の様々な謎を説き明かし奇跡やあらゆる魔術を可能にすると言われます。
ただし秘密の文字で書かれ、殆どの人間は読めず天使でさえも理解不能とされます。
ラジエルは書物に書かれた知識を人間にもたらしたいと思いアダムに授けた。
アダムはこれにより「存在の鏡」を覗き込む事が可能になったと言われます。
しかし、そのことに嫉妬に駆られた天使達によりラジエルの書は海に投げられた。
しかし神の命により※『ラハブ』が回収して再びアダムの元に返される。
書物はその後にエノクやノア、アブラハム、ソロモン等の人々の手に渡ったが、それ以降の行方は不明になっている。
ノアはラジエルの書を元に方舟を作ったとされています。
一説にはﾕﾀﾞﾔ秘法のカバラの根本教典でないかとも。
現存するラジエルの書は
中世のものでウォルムスのエリアゼルによる著書。
これは一般的な魔術書となんら変わりない。
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