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私依存症



「つまりは、普段は存在する知らない女中1人に対してでも、こちら側に否を攻めることが出来るなら何でもいい、と。
このまま返せば死人になっても戻らない。その為に己らがこちらへの片道だけしかサポートしなかったのに。」

「更には雑魚共がここぞとそろって、俺らに言いがかり付けてくるな。出自がどうのこうの、とか。」

下手な憎まれは慣れごとだ。と言わんばかりに肩をあげ、ため息を付く湖夜壬と、苦笑する架廼来。

「ですよね?ツミ様。」

「ほら、やっぱりツーちゃん優しい。」

「クスクス。ほらほら、ツミ。どうもお前に勝ち目は無いっぽいよ?」


「・・・無駄に怨霊に来られたくないだけだ。」

「も」だろ?とシンに言われれば、ツミは黙るしかなかった。





「フフフ・・・、ツーちゃん。ありがとう。」

「・・・どういたしまして。」



















始まりだけは穏やかで





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