[携帯モード] [URL送信]

雪桜伝


えぇ〜!と驚く十六夜に月華は笑みを深めた。

「では、作り終えたことですし、ワタクシも下がらしていただきますわ。」

「え?片付けは?」

「片付けまで教える必要がおありですの?」

その笑みが何よりも怖かった。

「無いです。」

「ふふ。早くしませんとお2人が帰ってこられますよ。」

慌てて片付け始める十六夜を温かく見つめながら、月華はキッチンを後にした。










「お優しいのですね。」

「黙れ。」





.

[Back][Next]

7/9ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!