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雪桜伝
六
えぇ〜!と驚く十六夜に月華は笑みを深めた。
「では、作り終えたことですし、ワタクシも下がらしていただきますわ。」
「え?片付けは?」
「片付けまで教える必要がおありですの?」
その笑みが何よりも怖かった。
「無いです。」
「ふふ。早くしませんとお2人が帰ってこられますよ。」
慌てて片付け始める十六夜を温かく見つめながら、月華はキッチンを後にした。
「お優しいのですね。」
「黙れ。」
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