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Fate学園
変わった学校
病気になりそうなほどの眩しい日差しが、可愛らしい小柄な少女を照らす。
彼女の名は、望月千春。身長が低いことが嫌らしい。
千春は、平地、野原に近いというか、野原を一人で歩いている。
彼女は、歩き続けていた足を止め、野原にズドンと聳え建つ建物の前で止まった。
建物には、大きく【Fate学園】と書かれている。どうやら、学校のようだ。

「Fate学園…デケェよ!!」

千春はそう叫び、校庭へと足を進めた。
校庭は広かった。普通の校舎が一つ余裕に入りそうな校庭だ。

「オイオイ…マジで人来ちまってるよ…(汗 てか、校庭に穴掘っちまってもいいのかよ?」
「ほぅ、犬の分際で我の行いを否定するというのか?」

何やら、草陰でコソコソ話す金色と青色の髪色の奴が話をしている。
千春は、スタスタと前を真っ直ぐ向き、歩き進める。
どうやら、千春は気づいていないらしい。
突然、地面に落ちる千春。

「うわ!?何これ!?いったー…」
「ほれみろ、犬!我の罠に獲物がかかっておるぞ!さすが我だな!!褒め讃えるが良い!!」
「マジかよ…あんた相当の馬鹿だな…って!?女!?」

金色の奴はHAHAHAという効果音が似合いそうな笑いを愉快にしている。
青いのは焦りながら、千春を穴から引きずり出してくれている。

「…大丈夫か?ってアンタ見ねぇ顔だな。名前は?」
「望月千春」
「聞かねぇ名だな。」
「ふっ!やはり犬は犬だな!今日は転校生が来ると綺礼が言っていたではないか。そして、千春とやらは、我が学園の転校生と言うわけだ。解ったか、犬?」
「犬犬うっせんだよ!!転校生か…よろしくなっ!」

青いのと金ピカはそういい残し去っていった。


in2-A教室

「みんなーHR始めるわよ!」

アイリスフィール・フォン・アインツベルンと名札をつけた先生が元気よく教室に入ってきた。
その後ろには千春がいた。

「この子は転校生よ、みんな仲良くして上げてね」
「望月千春です。よろ…って、あ!!」

千春は青いのと金ピカを指さしていった。

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あきゅろす。
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