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黒白ノ風
488 好機
 「もう一度言う。何か隠しているのか?」
イタチとサスケ。
今の二人の差は比べるまでもなく歴然だった。

それもそうだ。
本来の原作通りならばイタチがサスケの攻撃に反応できないことなどありえない。
今のサスケはク〇ボーでの修行や真白との修行を通して本来の原作でのサスケより遥かに強いのだ。

それに病を背負っているイタチは本来より反応が遅い。




更にサスケは言葉を続けた。
 「・・・今のお前ではオレには勝てない。なのに、なぜわざわざ死ににくるようなマネをしている…?」

 「質問は一つだけじゃなかったのか?」
 「…答えろ!!」



 「・・・ハァ」
イタチは溜息をついた。
 「隠していることなど何もない。サチに関してもサチがただオレに懐いているだけだ。だからオレが殺されないようにお前に嘘をついたのだ」
イタチは嘘をずらずらと並べた。

 「・・・」
サスケはただイタチを睨みながらその話を聞いている。


 「っそれにオレがわざわざこんなところまで死ににくるわけがない」
 「・・・」
“っ”…?
イタチが僅かながらも見せた動揺。
あの無表情の下ではそうとう焦っているに違いない。
私はこのチャンスを見逃さなかった。

 「まだ戦いは…」
イタチの言葉の途中で私は結界を解いた。

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あきゅろす。
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