黒白ﾉ風
424 目的
「ともかく、これで全員揃ったわけだ」
殺伐とした岩肌がむきだしになった場所まで歩いたところ、サスケが足を止めて語りはじめた。
「誰かのおかげで少し手間取ったがな」
そう言いながらサスケは私をにらむ。
「あは」
「これからオレの目的を言う」
サスケは改まり、言い聞かせるようにしゃべりはじめた。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
沈黙が訪れる。
「オレの目的は暁のうちはイタチを殺す事だ。そこでお前らの力を借りたい」
「やっぱりね…」
腕を組みながら水月が呟く。
「・・・」
そうだ。
これは想定できたこと。
やはりサスケはイタチを…
私はこれからどうすればいいのだろう。
サスケ率いる小隊に加われたまではいい・・・
「…ぃ・・・おいウスラサチ！」
「・・・ん？」
「またぼーっとしやがって…・・・お前はどうする？」
「・・・」
集めたメンバー全員にこれからどうするか聞いているのか。
私はもちろん…
「・・・ん、聞くまでもないっしょvまだまだついていくよ！」
「…と、サチもストーカー発言をしていることだ」
「ヲイ」
「今後オレたちはこの5人で動く。…そしてこれより我ら小隊は・・・“蛇”と名乗る」
「蛇の目的はただ一つ。」
「うちは・・・イタチだ」
［←］［→］
[戻る]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
