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黒白ノ風
422 引篭
 「・・・重吾!」

 「オレはもう外に出たくないんだ!ほっといてくれ!!」
 「・・・」
 「・・・」

 「そんなこと言わないで早く学校に行きなさい!」
 「嫌だ!!」


 「ほら、朝飯食べて!・・・もう3ヶ月だよ重吾!!」
 「マジほっといてくれよ母さん!!」

ガチャガチャ
 「ほら、友達も学校で待ってるよ!!」重厚な扉を押し引きする。
しかし空しくも鉄の音が響くのみだ。

 「とっ友達なんて…!」
 「君麻呂くんが事故で亡くなってから学校行かなくなっちゃったけどね、学校には水月くんや香燐ちゃんがいるのよ…?」



 「・・・オレの親友は…君麻呂だけだ…」

 「重吾…君麻呂くんの代わりなんていくらでも・・・」
 「いない。君麻呂がいないのなら学校にはもう行かない!」
 「・・・」


 「あら…!」
その時、後ろから寄る人の影が・・・

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あきゅろす。
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