黒白ノ風 416 言訳 「・・・」 どんどんと水月との距離が広がっていく。 「・・・?」 あれ、香燐はついていかないのかな… 香燐は止まったまま動こうとしない。 「・・・サチ、行かないのか??」 疑問をもつ私に対し、逆に香燐に質問された。 「…え?香燐こそ行かないの?」 「ウ、ウチはその、ほらアレだ…」 「・・・」 いやアレって… 「・・・」 もしかして、香燐は感知できなかったとか… だから止まって様子見を・・・ こうなったら私が左に行って、香燐とサスケがまっすぐに行けば… よし、完璧だ。 「状況は掴んだぜv」 私はそう残してからアジトの分かれ道を左に進んだ。 [←][→] [戻る] |