黒白ノ風 395 関係 液体だった水月ははっきりとした人の形へと形成された。 「…まずはってことはさ、ボクたちの他にも連れて行く人がいるの?」 そしてサスケに問いた。 「あぁ、香燐と重吾だ…」 「・・・香燐か…あまり仲良くはできないと思うよ」 水月は香燐という単語を聞くなり表情を曇らせた。 「特別仲良くする必要はない。だが協力はしろ」 「・・・ハハ、随分上からの物言いだね。」 水月はそう言うとサスケの背後へと瞬時に移動し、手を銃のような形にしてサスケの頭へと当てた。 「キミとボクの関係をはっきりさせておこうか…ねぇ?」 無表情で微動だにしないサスケ。 それに対して水月はサスけ・・・あれ…? 「・・・。」 サチはサスケ達がいる方向の真逆に顔をそらした。 ここでやっと気付いてしまったらしい。 ・・・水月が全裸だということに。 「・・・ぁ・・・ぁあの、水月サン…」 「別に大蛇丸が死んだからってキミが上なわけじゃない…」 「・・・服を…」 「大蛇丸はみんなが狙ってた」 「・・・あの…すいませーん」 「それにせよ、大蛇丸はキミが倒したんじゃないんだ」 「・・・アレ、わざと?・・・ちょ、初対面でまさかのイジメ?」「なら誰が倒したの?」 「・・・」 [←][→] [戻る] |