黒白ノ風
361 構想
この日記の内容が真実ならば、私はあそこにいてはいけない気がする。
日記を拾い上げ、柏の住居を飛び出した。
「・・・あれは…」
柏の住居の結界を抜け、少し進んだところ目に入ったのは暁の衣と橙。
誰だろう…
もうすでにいなくなった人にそんな疑問を持ちながらシカマル達を追わせている自らの影分身を追った。
「・・・」
血塗れた日記をポーチの上から握りしめながら加速していく。
影分身からの情報によるとシカマル達は飛段、角都と戦闘中。
そしてナルトが風遁・螺旋手裏剣の1発目を使用、外したようだ。
ナルトは以外と自分に無関心だ。
暗部の任務で一緒になった時にそう思わせられる。
おそらく新術の螺旋手裏剣によって自分の手にかかるリスクを考えてはいない。
私のスピードで、どれ程の時間でナルト達のもとへとたどり着くか構想を練る。
2発目の螺旋手裏剣を発動するタイミングにこのまま進めば間に合う。
様々な思いを巡らせながら地面を駆けた。
不死ノ忍篇 完
迷 走 篇 ヘ 続…
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