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黒白ノ風
263 真実
 「あー、うんめっ」
私達の目の前には刺身や天ぷら、鍋料理等といった和風の料理が漆塗りの黒机にところせましと並べられていた。
それを口に運び、只今頬張っているあたり。
さ、刺身の甘海老がやばい!
とろけるわ〜v

ガリッ
 「いがっ!」
 「・・・?サチどうしたの?」
 「固いものが…あ、飲み込んじゃったv」
きっとこの海老は石でも食べたんだろうね。
 「・・・飲み込んじゃったって…あんたね…」
隣で私を白い目で見ているサクラをあえてスルーし、食事を続けた。

 「・・・ヤマト隊長さ、本当にお金あったんだねv」
 「・・・はは」
 「確かに金なさそうな顔してるってばよ!」
 「人を見かけで判断するのはよくない…これも本に書いてありましたね」
またもやヤマトのところを罵倒しまくるカカシ班である。
 「君たち…人の傷ほじくって楽しいかい?」
 「だってさ!ホントにそんな顔してるってば」
 「コラ!ナルト!!」
サクラの拳はナルトの脳天にクリティカルヒット。
ナルトのヤマトに対する対応に咎めをかけたのであろうか。
 「少しでもマシな子がいてよかっ…」
自分にも味方がいたのか…と安心するヤマト。
しかし
 「本当のこと言ったら駄目でしょ!」
サクラはヤマトの安堵の声をさえぎり、続けたのだった。
 「・・・」
 「ヤマトたいちょードンマイ!」
前々から金がなさそうだのなんだの言っていた、事の発端となった人物、私は笑顔でヤマトに慰めの言葉をかけた。
この笑顔がヤマトには嘲笑っているようにしか見えなかったとか…


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あきゅろす。
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