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黒白ノ風
180 薄黄
なんて迷っているうちにもサスケの拳は止まるはずもなく…

ポンッ
私はあろうことかマヨネーズでサスケからの打撃を防いだのだった。
サスケの拳は見事マヨネーズにクリーンヒット。
キャップが遥か彼方へと飛んで行った。

その後
にょろろー
…と奇怪な音を立ててキャップが外れた場所からはまるでスローモーションのようにクリーム色の物体が放物線を描いて発射された。
クリーム色の物体とはもちろんマヨネーズである。

…やっちまった。
なんて思った頃にはもう遅くて。
私は受け身の体勢もとらないまま足から地面へと着地したのだった。

ベニョ
まず着地した拍子にマヨネーズを踏み
ズルッ
華麗に滑り
ゴッ
後頭部を強打。
 「お゛っ」
・・・やべ、普通に痛い。

私は痛む頭をおさえながら立とうとするものの…
 「オレの勝ちだな…ウスラ」
サスケが目の前に…。
 「・・・」
 「経験の差だ。ウスラトンカ…くっ」
サスケが喋っている途中、私は足にチャクラを溜めてそれを振り回した。
サスケは直ぐに反応したが、片足が引っ掛かったようだ。
体勢を崩して倒れ込んだ。

 「…油断大敵ってね。まぁ今日は引き分けってことで」
 「…フン」
 「・・・でもさ、サッスンってこんなに体術出来たっけ?」
 「…フン、修行していれば勝手にこうなる」
…へぇ、沢山修行したんだ。
それにしてもここまで動けるとなると…
 「もう今の大蛇丸より強いんじゃないの?」
体術も含め、サスケは写輪眼と術がある。
今の弱っている大蛇丸よりは強いのではないかと私は踏んだのだ。

 「…まだだ。あいつからはまだ忍術をあるだけ教わる」
サスケは大蛇丸から忍術を教わるだけ教わって、その後はどうするつもりだろう。
それは私にも分からない。
 「ん!そっか。…そうだ、瞬身の術教えるれ!」
 「あぁ、頼む」

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あきゅろす。
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