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黒白ノ風
178 提案
 「…ここら辺でいいか」
荒れた岩場を抜け、緑が生い茂る森の奥らへんでサスケが立ち止まる。
あの荒れた岩場の近くにこんな綺麗な森があるというのには驚いた。

 「森なんてあったんだ。んー、いいねぇ」
 「・・・ところで何しに来たんだ?」
大自然を堪能する私をよそにサスケは問いた。
…何しに来たって・・・
 「謝りに来ただけだよ?」
私の目的はそれだけ。
サスケのカッコよすな顔を見れただけでも私は最高にハッピーだぜ!
 「・・・は?」
そんな私に対してサスケは頭に?マークを浮かべる。
 「いや何か喧嘩したままだったからさv」
 「それだけかよ…俺が大蛇丸のところに何で行ったのかとか聞かねぇのか?」
 「うん!聞いても意味無し。サッスンが決めたことだからね…聞いて欲しかったのか?このやろう」

 「・・・はぁ」
サスケはため息をつく。
私がサスケに大切な用でもあると思っていたのであろうか。

 「・・・まぁ、せっかく森に来たんだし久々に修行でもする?」
…このまま帰るのもアレなので私はサスケに修行を提案した。
以前からサスケとは意味不明な修行をしたり色々していたので久しぶりに私も修行がしたくなったのだ。
16歳位の身長にも戻ったし、この体に早く慣れたいのもある。

 「・・・あぁ、頼む…組み手からでいいか?」
サスケは少し考えると承諾し、修行内容を決めた。
組み手、体術は私の得意分野だ。
 「うん、本気でいい?」
 「あぁ」

 「・・・よし!じゃあ・・・」
 「・・・」
 「スタート!」
私とサスケのデスマッチが始まる…いや、始まってしまったのだった。

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