下心見え見えなんだよ
下心見え見えなんだよ
だから半殺しにしてやった。いや、死なないけど。
「さて……再開するか」
幸い不死身なあいつが幸い気絶しているすきに、サッサと調べてしまおうとサソリは事件現場に戻る。
けれど至って普通なアジト。
いや傍から見れば普通では無いだろうが、相変わらずなアジト
普通じゃないが普通だ。
サソリの調査は苦境を強いられる。
つまり事件現場に証拠は無いのだと。従って、健全な男女の体が入れ代わり事件は謎に包まれる。
「仕方ねーなァ……一人一人に聞いてやるか」
調査は事情聴取へとうつり変わった。
この人の事だ。ただの事情聴取では済まないだろう。
きっとどこかで気絶している人間みたいに、過酷な取り調べになるかもしれない。
全ては名前の体でもクククと笑うサソリの声が物語っていたのだった。
先は思いやられる
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