小説日和 そうだ京都に逝こう あれから、家には帰してもらった。否、逃亡した。 まぁ、こんな地味なあたしだ。 学校で追い掛け回されることもなかったし、出会うこともなかった。 なぜ、縛られた状態で逃亡できたかは聞かないでいただきたい。 そして、今あたしは・・・・・・・・・京都にいます。 何故かというと・・・世間一般では、ただいまゴールデンウィーク!! あたしは、おばさんの経営している、旅館でバイトさせてもらっているのだ・・・ ちなみに、当たり前だが・・・バイトは学校で禁じられている。 だけど、神奈川から京都まで旅行に来ていて、たまたまココの旅館に泊まって、そのお客が、たまたまうちの学校の生徒だってことは、ないだろう。 まぁ、見つかったら・・・頑張ろう。 伯母「凛ちゃん!!今日がゴールデンウィークの最初の日よ・・・決戦日なんだから!!」 『はーい』 伯母「今日の団体さんは・・・あら、中学校だわ」 『へぇ・・・』 いや、地元の中学校ではないよな?だって、家近いのに、金払ってまで泊まらないだろ・・・ てか、中学校ってこの時期修学旅行ってあるの? 伯母「合宿らしいわよ」 心読んだ!? まぁ、それは良いとして・・・・ 公立より、私立だろう。てか、私立でも旅館に泊まるの? まぁ・・・立海でなければ・・・ 伯母「あらぁ!!神奈川の学校らしいわよVv」 え・・・・・ 伯母「知ってる子いるかしらね?」 『いや、知ってる人いたら、逆にいけないからね?』 [次へ#] [戻る] |