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黒猫の小説
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「艶、僕と付き合ってよ」

「何言ってんだよ。その話なら断っただろ」

「でも絶対僕のほうがお似合いだと思うんだよね」

「空が相談したいことがあるっていうから来たんだろ。相談がないなら帰るわ」

俺は席を立つと、空に腕を捕まれる。

「艶、あげる。」

空は俺に茶封筒を渡すと「気が変わったら連絡ちょうだいね」と言い腕を離す。

俺は無言で店を出た。



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