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秋桜の小説
再開 (黄黒)
黄瀬side
俺には後悔した事がある。

中学の時大切な人を傷つけてしまった…

「黒こっち…」

今 誠凛高校の前にいる。

練習試合の相手が黒こっちのいる
誠凛高校だから。

練習試合当日まで待っていられず
来てしまった。

やっと、会える
そして俺の相棒になって欲しい。
そしてそばにいて欲しい…

中学の時は青峰っちが
いたから俺の影にはなってくれなかった。

だから高校になったら
俺の影になってくれるはず…!

そう、思っていた。

体育館に入ると

「お久しぶりです。黄瀬くん。」

無表情な黒こっちがいた。

髪も少し伸びていて
雰囲気が前と変わっていた。
そして黒こっちのそばには
青峰っちに似ている人物が傍にいる
如何にもバスケバカって感じの

「なんで黄瀬涼太がここにいんの!?」

「いやー次の練習試合が黒こっちのいる
誠凛って聞いて居てもたっても居られなくて…ははっ」

でも黒こっちの姿が見れただけで
幸せな気分だ。

俺が黒こっちの顔に見惚れてると
いきなりボールが飛んできた。

「俺とゲームしろよ」

火神と言うらしい彼が挑戦的に笑っている

「いいっすよ!」

火神がどれくらい強いか分からないけど
ここで力の差をみせつければ
黒こっちも俺について来てくれるはず。

勝負は圧勝だった。
確かに強かったけど、俺ら奇跡の世代には及ばない。

「やっぱこのままじゃ帰れないっす。
黒こっち下さい。また一緒にバスケやろ?」

「すみません。僕は火神君と
奇跡の世代を倒すと約束したので。」

なんで…俺を選んでくれないんすか…

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黒子side

「黒こっちまた一緒にバスケやろ?」

黄瀬くんは僕にそう言ってくれました。
本当は嬉しかったです。
でも今の黄瀬くんの元へ行っても
また中学の時と同じ繰り返し…

だから火神君と誠凛の皆と
奇跡の世代を倒して
あの頃のようにバスケが楽しいということを

思い出させてあげたい。

「僕は火神君と奇跡の世代倒すと決めたので」

「やっぱり変わったんすね…
らしくねっすよ!どうしちゃったんすか!」

「…」

ちがう。変わったのは君たちだ…

特に黄瀬くん…
君は僕にとって特別な存在だ。
そんな君に必要とされなくなった時
僕は…


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あきゅろす。
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