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ハニーキャット
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あまり体に触れないように優しく肩にワイシャツを羽織らせる。

こういう時は知らない奴にあんまり体に触れて欲しくないからな。
豊と違ってそういうのは経験上わかる。


「これ、着ときな?俺のでちょっとサイズ合わないかも知れないけど…」


優しく声をかければ再びコクンと頷いた。

はぁ…よかった。
しかし、近くで見たらより可愛いな。
肌ツルツルだし、まつ毛長いし髪と同じ色だよ。
ほっぺたとかプニプニで柔らかそう、味見くらい良いかな…ってヤバイ!
危うく1年坊主らと同じことするとこだった。

このままじゃ、不味いな。と思い立ち上がろうとした瞬間…

「…っ!?」


急に片腕を掴まれ、立ち上がるのを阻止されてしまった。
掴まれた腕からは震えが伝わってきて、きっと一人にされたくないんだなと理解した。

だが、理解はしたけども!
俺だって見た目は綺麗とか可愛いと言われてるけど立派な男なんだよ。
可愛い子が居りゃ食べたくなるのは男の性で俺にもちゃんとあるんだ。

だからといって、この可愛らしい手は振り払えないのも男の性なのかね。


「…安心して、君が落ち着くまで居るから」


自分の欲をグッと抑えながら微笑みかけた。
そうすると…


「ぁ…ありがとう、ございます」


小さく笑顔を見せながらぎこちなくお礼を言われた。

か、可愛い!!笑顔も声もやっぱり可愛い。
あぁ喘ぎ声とかもきっと可愛いんだろうな。
って、ダメだダメだ!

彼の笑顔によって俺の自制心が壊れないか心配になってきたのは言うまでもない。

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