理解不能 いつものもやつき …ー渡瀬閑sideー… 中間テストが終わった日の午後、仲間とゲーセンに行くことになった。 つーか、テスト期間中ずっとみんなで行ってた。 勉強したかったけど、付き合いは大事だし、断りはしなかった。 そして、堤原とクソ電気を発見。 いるとは思った。 だってゲーセン行こうって誘われたから。 あいつら二人が仲良いのはわかってる。 逆に俺を誘ってくるのが不思議なくらい。 だからってよぉ……プリクラ撮るか? 男二人とかおかしいだろ。 どこのゲイのカップルだっつの。 ……付き合ってはねぇよな、さすがに。 ……いや俺には関係ねぇけどな。 でもちっくしょー…なんかイラつく。 すげぇイラつく。 とか思いつつ、いつの間にか太●の達人をやり始めた二人(主にクソ電気)を睨んでいると、ダチが声をかけてくる。 「閑誰そんな睨んでんだぁ?」 「……いや、別に」 「はぁ?どれどれ?太●の達人やってるやつら?」 「まぁ……そうだけど…」 「何、あいつらムカツクの?しめてくる?」 「おんなじクラスのやつ。問題んなると困るからやめろ」 「ああ……もしかしてクソ電気とかって、あれ?」 「ん、右のやつ」 「ふーん。イケメンオーラやべぇね」 「くそうぜぇけどな」 「うぜぇなら殴ればいいじゃん」 「だから問題んなるとめんどくせぇんだって」 「閑チキンー」 「うっせぇよ」 殴る……殴るか。 そういえば普段から殴ろうとはしてるっけ。 あいつ避けんだよな。 やっぱうぜぇ。 楽しそうにはしゃいでんじゃねぇよ。 俺がいない方が数倍楽しそうじゃねぇか。 あー、うぜぇ。 クソ電気なんかくたばればいい。 一致はしているけれど [*前へ][次へ#] [戻る] |