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逆転のち逆転
【T】形勢逆転(4)※
少しカサついた唇にちゅ、と吸い付く。
あんまりのんびりやってる時間はないなと頭の片隅で考えながら、舌をねじ込んだ。

「ふ、ぅ、」

あー、このままやったら、秋一が汚れる。
舌を絡めながら秋一の後頭部に手を回し、ゆっくり抱き起こした。

「ん、ぁ、俊希さん…?」

すっかり欲に濡れた秋一の目。
興奮する。

「秋一、立って」
「ん…」

自分も立ち上がりながら、秋一の腕を引っ張って体を支える。

秋一が立ち上がったのを見計らい、抱きすくめてまた舌を絡ませた。
そのままの勢いで秋一を部室の建物の方に追いやれば、程なくしてトン、と秋一の背中が壁にぶつかった。

「ん、ぇ、俊希さん、まさか、やらないですよね…?」
「は?やるだろ…」
「え、いやそれは、あ、俺が抱く側なら喜んで、」
「ケツであんなトロトロになっといて何言ってんの」
「う、」

恥ずかしそうに俯いた秋一に、ズクンと腰が疼く。
無意識に煽りやがって。

「見つかったらヤバいから、サクッとな」
「じゃあ止めませんか…」

口ごたえするのを遮るべく、秋一の口に指を2本つっこむ。

「むが、」

「濡らして。ローションないから」

「んむぅ…」

不満そうに眉根を寄せながらも、言われた通りもがもがと指を舐める秋一。
これで自分が抱く側ならとか言うんだから、一周まわって可愛らしいもんだ。

「おっけー」

秋一の口から指を引き抜き、屈みながら秋一のズボンとパンツを引き下げる。

「あ、ちょっと…はずかし…」
「いまさら」

キスで少しだけ固くなったちんこを左手で弄りながら、秋一の唾液で濡れた指をアナルにゆっくりと埋める。

ちんこにまで制汗剤振りかけてんのかってくらい爽やかな香りしかしない股間に顔を近づけ、秋一のちんこをパクリと口に含んだ。
んー、しょっぱ。

「え!?うそ、やめてくださいよ、汗かいてんのに、」
「しょっぱいけろ、くさくはないよ」
「ンッ、やば、この眺め、やばい、です…」
「ふふ…」

秋一のちんこがビクビク脈打って、硬さを増していく。
裏筋をレロっと舐め上げ、鬼頭全体を口に含んで舌で刺激すると、秋一は気持ちよさそうな声を漏らした。

「ハァ、…た、まんなぃ、すね…ンん、」

アナルもいい感じにほぐれてきたので、指を2本に増やす。
こないだ探り当てた前立腺をぐりっと押し込んでやった。

「ンあぁ!っ、ア、」

秋一の膝がガクガクと震える。
もうちょっとゆっくり気持ちよくしてやりたいけど、今日は我慢。

指を抜き差しして穴を広げながら、ちんこは手と口で手早く攻め立てる。

「あぁ、あー、ッ、はぁ、」

そろそろ入れて大丈夫か。

フェラとアナルいじるのをやめて、立ち上がる。
自分のパンツをずり下げてちんこ入れられる状態にしてから、秋一の左足を抱えあげた。

「入れるぞ…」
「うぅ…」

秋一は観念したように、俺の肩に手を添えた。

ちんこの先端を秋一のアナルに宛てがい、ゆっくり腰を突き上げるように動かす。

「んん、」

秋一と体が密着する。この距離感、いいな。
キュウキュウと中が締まった。

「んは、」
「きつく、ない?」
「だい、じょぶ、です…」

秋一が一息ついたのを合図に、ゆるゆると腰を動かす。

「ん、ンン、ぁ、」
「は、秋一…」

すぐ耳元で秋一の喘ぎ声聞こえるのが、たまんない。
今度家でエッチするときもこの体勢試そ。

なんて考え事をしていると、秋一が俺の耳元に顔を擦り寄せた。

「と、しきさん、…時間ない、んでしょ、」
「なに?」
「もっと、突いていー、です、」

「っ、言ったな?」

「んァッ!ああ、あッ、アん!」

上下に激しく揺さぶってやると、秋一は俺の背中にしがみついた。

「ああぁッ、あ!はげし、あたってる、ア!」

「ハッ、は、!」

「ャ、あ!奥、きもち、ぁん!もっと、ぉ、」

「いつ、から、ンな煽り上手に、なったよ、」

腰を打ちつけながら、パンパンに張り詰めた秋一のちんこも手で扱いてやる。
秋一は背中をビクビクと仰け反らせた。

「ッアァ、あひ、あぅん、」

「しゅーいち、気持ちぃ?」

「アっ、気持ちぃ、ですッ、ああ!あ、そこ、そこもっと、」

そこって、鬼頭か?裏筋か?前立腺か?それとも奥か?
わかんねぇから、

「ここッ?」

鬼頭とケツの奥を一気に刺激してやった。

「あああ!そこ!気持ちぃッ、あン、あ!」

搾り取るように、秋一の中がキュウっと締まる。

「はー、いきそ、」

どうせイくなら一緒にと思って、腰の動きでラストスパートをかけながら、秋一の竿を上下に思い切り扱く。

「あ!ァ、ああ、だめ、ダメァ、あああ!」

秋一が一際大きく喘ぎ、ガクガクと震えた。
秋一の中でイく寸前、ちんこをずるりと引き抜き、秋一のと一緒に擦りあげる。

「ぁあ、イくッ、ーーーー!!」
「くッーーーー!」

ほとんど同時に、ビュクビュクと精液を吐き出した。
飛び出した白濁が、お互いの制服に飛び散る。

しばらくの間、荒い呼吸音だけが辺りを満たした。

「しんでいいですか…」

ポツリと、秋一が呟いたいたのを合図に、二人でいそいそと後処理を始めたのだった。




予定調和かのような



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あきゅろす。
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