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逆転のち逆転
【S】それでよし
あのあと、俺たちは部室裏でそのまま事に至った。

屋外プレイという、なんとも興奮するシチュエーションだ。
俺が抱かれる側じゃなければ。

いろんな意味でドキドキした。
むしろハラハラしかしなかった。

もう、だって俊希さん押し倒してくるから。
どうしようもないじゃないか。

そう、俺は気づいた。
俊希さんは人の話を聞く前に押し倒してくるのだ。
先手を打たれたら、俺が負ける。

だから、これからは抱き締める前に俊希さんを説得し、「もう好きにしろよ」と言わせてみせる。
その時ワイシャツのボタンを外しながらの上目遣いだったらなおよし。
Tシャツをチラッと捲りながらでも可だ。

そして俊希さんを優しく抱いて、甘やかして、気持ちよくしてやるんだ。
そうすればもうこちらから言わずとも俊希さんの方からねだってくるに違いない。

よし、さっそく説得開始だ。

学校からの帰り道、隣を歩く俊希さんにお願いしてみる。

「俊希さん、今度は俺に抱かせてくださいね」

俊希さんはこちらを見ていたずらっぽく笑った。

「やれるもんならやってみろ」

「っ、」

やばい可愛い。

この顔見れるんだったら何回でも抱かれてやろう。

いやむしろ抱いてくださいお願いします。










逆転はまだ先のよう



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あきゅろす。
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