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☆□【GL】オフィス

別に、好きとか。
そんな感情じゃあないんです。
憧れだとか、多分そういいの。だって、先輩はたしかにかっこいいですが…

私と同じ、女なんですもの。


二日酔いの頭を抱え、なんとか出勤したものの仕事のはかどらなさ故。残業をもらうはめに…。いや、こんな日は早く帰して、寝てまた明日って方がいくらか仕事が進むってのを上司はわからないのだろうか?

まぁ、愚痴を言ってもしょうがない。
早く終わらせようと、とりあえずは薬を飲んでこの頭を少しは楽にしようと思った、その時だったー

「調子悪そうだったな、大丈夫か?」

大好きな先輩が…もとい、憧れの先輩が私に話し掛けてくれたのだ。
しかも心配して下さってるなんて!!!

「…大丈夫、です」

あぁ、いけない。
返事をするのを忘れるところだった…。
少し間が空いてしまったが、不自然ではないだろう。……と思ったのだが…

「大丈夫という割に、…薬。飲むつもりだったのか?」

いつも薬を入れてる、右側の上から二段目の引き出しに私は手をかけたままだったのだ。その様子から、私が薬を飲もうとしているのを、先輩は見抜いていた。

あぁ、いつも見て下さってるのですね!!!
なんて洞察力…素晴らしいわ。さすが私の先輩!!

…っと、
そうじゃなくて…えーとこの場合はどうしたら、なんて考えていると
「よく効くのがあるんだ。やるよ」
といって、先輩がとある錠剤を手渡してくれた。

…あれ?
私、二日酔いなの先輩に言ったっけ?まぁいっか。鎮痛剤なんて、どの薬にも多少入ってるだろう。

「ありがとうございます!!」

その後、やっぱり先輩は気の利く事もできる人で水まで用意してくれた。もう、神すぎるっ!!

「私も今週末までの仕事、進めておこうかな」
なんて、一緒に残ってくれまでしたからもうこれは早く仕上げようと、私のやる気はうなぎ登りだった。


一段落すれと、オフィスは静まり返っていた。
気付けばもう7時を回っていたのだ。だというのに、まだまだ終わりの見えない作業…9時過ぎちゃうかもしれない。
なんて涙目になる。

先輩はといえば、
いつのまにか姿を消していて、帰ってしまったのか…。と
しかも声もかけてくれなかったー!!!と。
最初のやる気はいったいどこへやら、
もうこんなの放棄して帰ってやれぇー!!なんて気にもなってきたその時、
「コーヒーいれたぞ」
といって、先輩はいれてきてくれたのです。

帰ってなかった。
コーヒーいれてくれたんだ。
今、もう私しかいないよ!!??
私のため?

もう嬉しくて、嬉しくて…ウレションしそうに…………って
そういえばトイレ行ってなかったわね。

考えたら、無性に行きたくなってきた…。
けど、コーヒー飲んでからでも別にいいよね、せっかく先輩がいれたコーヒーですもの。
冷ましちゃ勿体ない!!
まぁ、先輩が飲むついでにいれたものだったとしても、私と先輩しか飲まないコーヒーですもの、いつもの後輩がいれるまっずいのとは訳が違う。

「…ありがとうございます!!」
ずずっと、色気もなくすすり
美味しい美味しいというと先輩も嬉しくなったのか、自然と笑顔が零れた。
「いつものインスタントだぞ?」

先輩がいれてくれたものですから、美味しいんです!!
なんて口走ると、先輩は「ありがとう、そんなに褒められたんじゃすっごく気分いいし…」とか、言って。私の仕事手伝ってくれるって言うんですよ!!


恐れ多いです、でも…「もうやる事ないし…」と、ここで断れば先輩は帰ってしまう。んで手伝ってもらう事にしたんです。

いつにない距離。
そして真剣な表情。
テキパキとこなす華麗な動き。

どれも私を幸せにした…………でも、
でも。





すっごく
トイレ行きたい。



のに、
行きたいって
言い出せないっ…………………。







なかなか行けるタイミングがない。
一瞬だって、独り占めできる先輩の姿を見逃したくないし…なにより
ちょっと、ほんのちょっと
恥ずかしくて。
もう、大人なんだし
トイレなんて生理現象なんだから、行ってくればいいんだろうけど。

なんていうんだろう…この空気って壊しちゃいけないきがするのよね。


いつしか、私の手は止まって
脳みそは、おしっこしたいおしっこしたいおしっこしたいとばかり繰り返すようになった。
こうなっては、もうトイレに立たなきゃなぁとおもい、先輩に伝えようと思った時だった。


「ねぇ、美咲。おしっこ我慢してる?」


先輩に名前呼ばれた…なんて、素敵な声なの?録音すればよかった…ってかさせて下さぃ…ってえ?
今、おしっことか。
そんな単語が聞こえたような…。
「…え?」

思わず間抜けな声が漏れた。
「我慢、してるでしょ」

なんてわたしのフトモモを触りながら聞いてくる先輩…。あぁ、なんで、なんで。
「わかるんですぁ…?」

「だって、美咲ってば。手、止まってるし。
汗かいてて、ちょっと顔赤く染まって。かわいい。」

「…、トイレ行ってきます」


かわいいだなんて
ねぇ
なんで先輩、


そんなに
私の事みてるの?



…ちょっと



期待したくなっちゃうじゃないですか!!!!

「ダメ」

ばれてるし、
トイレへ立つと決め
歩き出した時に手をつかまれ、はっきりと言われた。

…今までの
幸せな勘違い?な
なんで?
とは違うなんででいっぱいになる。

私がトイレへ行っては、
不都合なことが
あるのだろうか?



「な、んで…です?」

切羽詰まってきた私は先輩に掴まれてない方の手でお股を押さえながら
聞いた。


「ここでして欲しいから。」


先輩の願いでも、それは応えられないですよ。
だってだって、

おしっこ我慢してるだなんて
ばれたのですら、こんなに恥ずかしいのに。


ここでするだなんて。

「オフィスでパンツ下ろすなんて、できないですぅっ」

抵抗は許さないんだ、と。

「下ろす必要はないよ?」

先輩は立ち上がり、私の下腹部を撫でた。
「もらして…」

耳元で囁かれ、私は呆気なく
力が抜け、水溜まりを作っていくのだった。
「っ…いや、先輩。見ないでぇ」
ぴちゃぴちゃと床から跳ね返る水音。

しょわーっと尿道口から溢れ出す音。




それが終わればまた
「かわいい」
と先輩の声。


「さっきあげた薬ね、利尿剤なの。美咲、コーヒーも残さず飲んだでしょ?」







まだまだ
楽しめそうね?
そういって冷えていく下半身をそのままに
また仕事へ戻るよう言われ、従う私だった。


先輩の言うように、私はまた尿意に襲われ、
座ったまま、
おしっこを垂れ流すのだったー




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あきゅろす。
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