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REBORN
さようなら(ディノヒバ)
寂しい…

なんでこの僕がこんな気持ちにならなきゃいけないんだ…!?
何でこの僕はこんな気持ちにならなくてはいけない?

なぜ…!?

そんな答えなど分かっている。
原因はあの電話からだ。
そうあの電話……。

「よっ、久しぶり恭弥。元気だった?」

あの人の声が新鮮によみがえる。

「はは、愛からずその態度ですか。元気そうでよかったよ」

「元気とは言ってないって?そんなことは言うなよ」

「用件は何?ないならきるよって言われちゃあ俺悲しくなってきってしまうじゃないか」

「あーまてまて!うそ。ウソだから切るなって」

「んー元気かどうかしっりたかったんだよ」

「それだけってな、おい。
 あっ、ちょっと待て。今ロマーリオが呼んでいるから」

少し間が空く。

「ゴメン、こっちも色々といそがしくってな。でもそれはお互いにか。
 あのな、恭弥。
 お前とこうして話せるのは、これが最後になるかもしれない。
 だから最後に恭弥の為にこの言葉をプレゼントするよ。
 好きだよ、だからお前は死ぬなよ。
 じゃあそういうことだから、またな……、いや
 さようなら、恭弥」

ここで電話が途切れる。

この電話の意味はわかっている。もう僕は大人なんだから。
けえどぼくはこの意味がわかってて、何も言えなかった。
言えばよかったのに……。
なのに僕は言えなかった。

最後って言わないでっと。

なのに僕はいつもの悪い癖が出てしまった。
ボンゴレ雲の守護者としての使命。
守護者として群れてはいけない。
孤高の浮雲であるために……。
何で僕は、孤独じゃないといけないの?
僕はこのとき、孤高の浮雲でなくてはいけない事が嫌になった。
それと同時に、この時代(せかい)も嫌になった。
僕とあなたをつきはなすの?
なぜこんな時代になったの?
なぜあの人が死の恐怖と戦わなくてはいけない?

 ねえ、ディーノ
 僕を助けてくれ

     fin


今回は10年後の世界で書いてみました。
ツナ君達が来る前の設定で。
でも実際は、ディーノさんは死なないけどね。
ディノヒバは、甘と思うですが、なぜか切で書いてました。



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あきゅろす。
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