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オリジナルSS

 
恥ずかしそうに――でも、必死に真実を右近に話していく。

本当は自分がバイブを使って、しかも双子の兄をおかずに自慰をしていたなんて…知られたくなかった。
でも、このまま誤解されたままなのだけは絶対に嫌なのだ。
そんなことのなるくらいなら正直に話す方が全然いい。
たとえそれで嫌われても――。

「…そっか。……ごめん。俺、左近を疑うようなまね…。ほんとにごめん。…話してくれてありがとう。それと…嬉しいよ。お前がそこまで想ってくれて」

「え? 右近…嫌いにならないの?」

思っていたのと全く逆のことを言ってきた右近に、左近は動揺する。

「なんで嫌いになるんだよ。そりゃ左近がバイブ使ってたなんて考えもしなかったけど。他の男に抱かれてるより何百倍もいい」

「あ、当たり前だよ! 僕は右近以外の人となんてしたくない!」

「俺も…左近じゃないとイけない。…ずっと黙ってたけど…左近がこんなにいろいろ暴露したのに俺だけ何も言わないってのもどうかと思うから、この際言うが、俺はいつもお前でヌいてたんだ。そんで…俺もいろいろ買ってたんだぞ? バイブにローターに電マに媚薬に…他にもいろいろ。さっきも言ったが、ずっと我慢してたんだ。今日はそれを使おうと思ってたんだが…左近が持ってるんなら、今日はそれを使うか」

「右近…も一緒?…僕、自分だけって思ってた…。だから、ずっと言うのが怖かった…」

そう言った左近の眼には薄らと涙が浮かんでいた。
これまでどれだけ不安だったのかがひしひしと伝わってくる。

「ね…抱いてよ」

震える声でたった一言。
右近に告げた。

「っ…左近。そんなこと言って…ほんとに手加減出来ねー」

再び左近の身体をベッドに押し倒し、今度は窄まりに指を三本、一気に押し込む。
先ほど十分慣らされたそこは三本の指など簡単に飲み込んでしまった。

「あっあっ…ん、ぅ…こん…う、こ…ん、ぅんっ」

中で三本の指が暴れ回る。
バラバラに動かされたそれの一つがある一点に触れた。

「ああっ…」

その瞬間、左近の身体がぴくっと跳ね上がる。
どうやら左近の前立腺に触れたようだ。

「っ、右近…も…ほし…っ」

「いいよ。でも、その前に…左近はいつもバイブはどこに隠してるのかな?」

「え…?」

「言わなきゃなんにもしないよ?」

そんなことを言われれば左近に選択肢などない。

「ベッドの…下」

「ベッドの下ね」

右近は早速ベッドの下を探りだした。
すると、奥の方に小さな紙袋。
その中には至ってシンプルなバイブが入っていた。

それを取り出し、左近の窄まりに挿入していく。

「あっ…あ…は、ん…」

スイッチを入れれば、無機質な機械が左近の中で激しく振動を始めた。
いつも使っているバイブ。
だが、左近は物足りなさを感じていた。

「う、こん…あっ、これ…やっ、バイ、ブじゃ…やだ〜…右近がっ…いいよ…」

「っ…左近っ」

こんなことを言われて冷静でいられる右近ではない。
左近の中からバイブを抜き、代わりに己の昂ぶったモノを埋めていった。

「あっ…あ…」

バイブなんかより大きいそれが左近の中を掻き回していく。
ずっと待ち侘びた右近のモノ。

双子故になのか、右近は左近の敏感なところを的確に突いてくる。
右近から与えられる刺激はバイブとは比べ物にならないくらい気持ち良かった。
*END*



【あとがき】
ここまで読んでくれてありがとうございました。
バイブを使ってみたかったんです。(笑)
中途半端ですみません。
☆adios amiga☆
執筆:2010/05/28

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