オリジナルSS
1
それはちょっとした出来心。
ソファーで気持ちよさそうに寝息を立てている恋人──村瀬勝行(むらせ かつゆき)を見たら、つい下半身が反応してしまったのだ。
「…勝行」
「ん…」
小さな勝行の身体を軽く揺すってみだが、起きる気配は全くない。
まだ小学生とあって幼い身体は女とはまた違った可愛さを持っていた。
その可愛い寝顔に…つい欲情してしまう。
眠っている勝行の上に馬乗りになるリーク──彼は勝行の恋人だ。
そして、そんな彼は…人間ではない。
吸血鬼なのだ。
だから、リークは人間の血を欲しがる。
その度に勝行が少しずつ自分の血を吸わせているのだ。
リークは自分の下で未だ夢の中に居る勝行の服に手を忍ばせた。
「んっ…」
それがくすぐったかったのか、勝行は身体をくねらせる。
「っ…ちょっと…血欲しくなったかも…」
恋人の寝顔を見ただけで欲情した自分に少し笑みがこぼれた。
更に吸血鬼のリークは欲情すると血を欲しがってしまうのだ。
勝行の服を脱がし、現れた小さな突起に口付けた。
「あっ…ん…」
舌先で転がしたり、吸ったりしながら刺激していく。
そして、リークの手は勝行の下半身へと伸びていった。
ズボンを器用に脱がせ、下着も剥ぎ取ると、勝行の昂ぶったモノが姿を現す。
リークはそれを口に含んで舐めていった。
「んっ…ん、ぁ…ん?…な、に?…──リーク!?」
性器を弄られれば、さすがの勝行も眼を覚ます。
下半身に感じる違和感。
そこに眼を向けると、自分の昂ぶったモノを口に含んだ恋人が居たのだから当然だ。
「あっ、勝行。起きたのか。なら…血吸わせて」
「は? 起きてそうそうなんなのさ!」
「お前の寝顔見て欲情した。だから、血吸わせろ。お礼にたっぷり抱いてやるから」
言いながら、リークは勝行の小さな性器にキバを立てた。
「っ、たい…っ! んっ、ふ…ぁ」
リークに血を吸われる。
いつもそれに下半身が反応した。
「リーク…お尻…んっ、して…」
「ったく、ほんとに淫乱な子だ。…腹も満たされたことだし…たっぷり抱いてやる」
今夜は寝かせてやれないかもしれないな、と思いながら、勝行の幼い窄まりに手を伸ばす。
「っ…」
軽く入り口に触れただけなのに、勝行は身体をぴくっと震わせた。
そんな恋人の反応を可愛く思いながら、ベッドサイドの引き出しに手を伸ばし、中からボトルを取り出す。
リークが取り出したそれは所謂ローションというものだ。
それを勝行の窄まりにたっぷり塗り、滑りを良くした窄まりに指を一気に二本ねじ込んだ。
「んっ…はっ…リー、ク…」
中でリークの指が暴れる度に勝行は快感の波に襲われる。
でも、指だけじゃ物足りない。
もっと太いモノが欲しくて身体が疼いた。
「リーク…も、ほしーよ…リークのが、っ…ほし…っ」
勝行の哀願を蔑ろに出来るわけもなく、リークは指を引き抜く。
埋まるモノがなくなったそこはひくひくと物欲しそうに収縮を繰り返していた。
「すぐに射れてやるから」
言葉と同時にリークは己の昂ぶったモノを勝行の中に一気に押し込む。
「くっ、は…っ、ク…リーク…もっと…ぐりぐり、して。…僕の、中…もっと…リークの、ちんちんで…んっ、突いて〜…」
小学生らしからぬ言葉を連発し、リークの与える刺激に身を委ねた。
吸血鬼の恋人を持つと何かと大変だ。
いつでもどこでも血を欲しがるし、腹が満たされたらセックスに及ぶ。
そんなリークに呆れながらも、勝行はそんな生活に満足していた。
ただ、リークは手加減を知らない。
学校に行けなくなるほど激しくされることもあった。
それでも勝行は結局、リークを怒れない。
それほどまでにこの吸血鬼を好いているからだ。
*END*
【あとがき】
ここまで読んでくれてありがとうございました。
初の吸血鬼ネタに挑戦してみました!
もっとエロくしようかとも思ったんですが…。
☆adios amiga☆
執筆:2010/05/25
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