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オリジナルSS
おまけ
「ねぇ、また...会えるかな?」

すっかり暗くなった帰り道を勝也に送ってもらいながら、寂しそうに呟いた。
今日が終われば、もう会うことはないかもしれない。
それが寂しくて仕方なかった。

「もちろん。絶対会えるよ。だって、僕はもう亜月くんなしの生活には戻れないから。...はい、これ」

意味深な言葉のあとに、勝也はポケットから何かを取りだし、それを亜月の手のひらに握り込ませた。

「え?」

「見てみな」

「はい...」

少し戸惑いながら、手のひらを開く。
すると、そこにはひとつの鍵があった。

「僕の部屋の鍵。それはプレゼント。もう、亜月くんは僕の恋人だと思っていいよね?」

「え? ぁ、はい...」

言葉の流れがわからず、亜月は困ったように頷く。

「鈍いね。恋人なら、家に呼んだっていいだろう?」

「ぁっ...はいっ!」

勝也からの告白に、亜月は嬉しそうに微笑んだ。

END



*あとがき*
スマホからちまちま書いてました。
ssなのにめっちゃ時間かかってしまいました。

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2011/10/12
神奈樹じゅん


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