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庭球BLSS

 
「越前、左手が止まっているぞ」

窄まりに入っているリョーマの指は、手塚に与えられる刺激に翻弄され、動かすのを忘れていた。

「だって、部長…が…」

「俺が、どうした?」

「さ、わる…から…」

荒い息の元、小さな声を紡ぐ。
その間も手塚の動きは休まらない。
徐々に激しくなっていく動きにリョーマの四肢は震え、今にも達してしまいそうだ。
眼をぎゅっと瞑り、熱の解放を待つ。

だが、リョーマが白濁を放とうとした時、急な苦しさに眼を剥いた。
性器の根元を手塚の指が締め付ける。

「っ、あ…」

「越前、これがわかるか?」

鞄の中から取り出したのは一つの瓶。
その中にはたくさんの綿棒が入っていた。

「ぶ、ちょ…?」

この状況でそんなものを出して、いったい何をするのだろう、とリョーマは首を傾げる。
そんなリョーマを横目に、手塚は瓶の中から綿棒を一本取り出した。
それをリョーマの性器の先端にあてがう。
さすがのリョーマもここまでされれば、手塚が何をしようとしているのか理解できた。

「ぁ、や…」

綿棒がまるで刃物のようにも感じる。
手塚から逃れようとするが、それよりも早く先端の割れ目に綿棒が入り込んできた。
チクリとした痛みと共に、綿棒が奥へと容赦なく押し入ってくる。

「っ、ン…ぅあっ…」

まるでリョーマの反応を楽しむように綿棒を出し入れされ、リョーマは呆気なく限界を迎えた。
だが、綿棒が入れられている為、白濁は出ずに逆流する。
苦しさに眼を剥き、涙が溢れだした。

そんなリョーマをよそに、手塚の手はリョーマの窄まりに伸ばされる。
一気に指を二本ねじ込み、乱暴にかき混ぜていった。
前と後ろ両方からの刺激でリョーマは我を忘れて乱れまくる。

もう「部長…」としか言えなくなった頃、さすがに無茶をさせ過ぎたと思い、指と綿棒を抜いて、指の代わりにあてがった昂りを一気に貫いた。

「ぅ、あ…ぁああっ」

既に限界だったのか、手塚が挿入した瞬間、リョーマの昂りから白濁が放たれる。
もうリョーマの眼に理性など欠片も残っていなかった。

END



*あとがき*
久々塚リョでしたが、いかがでしたでしょうか?
鬼畜手塚×淫乱リョーマってのを書こう、と思い立って書き始めたこの作品。
完成まで一週間ぐらいかかりました。

↓感想などお願いします↓
BBS
2011/03/22
神奈樹リン



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あきゅろす。
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