庭球BLSS
4
「越前、左手が止まっているぞ」
窄まりに入っているリョーマの指は、手塚に与えられる刺激に翻弄され、動かすのを忘れていた。
「だって、部長…が…」
「俺が、どうした?」
「さ、わる…から…」
荒い息の元、小さな声を紡ぐ。
その間も手塚の動きは休まらない。
徐々に激しくなっていく動きにリョーマの四肢は震え、今にも達してしまいそうだ。
眼をぎゅっと瞑り、熱の解放を待つ。
だが、リョーマが白濁を放とうとした時、急な苦しさに眼を剥いた。
性器の根元を手塚の指が締め付ける。
「っ、あ…」
「越前、これがわかるか?」
鞄の中から取り出したのは一つの瓶。
その中にはたくさんの綿棒が入っていた。
「ぶ、ちょ…?」
この状況でそんなものを出して、いったい何をするのだろう、とリョーマは首を傾げる。
そんなリョーマを横目に、手塚は瓶の中から綿棒を一本取り出した。
それをリョーマの性器の先端にあてがう。
さすがのリョーマもここまでされれば、手塚が何をしようとしているのか理解できた。
「ぁ、や…」
綿棒がまるで刃物のようにも感じる。
手塚から逃れようとするが、それよりも早く先端の割れ目に綿棒が入り込んできた。
チクリとした痛みと共に、綿棒が奥へと容赦なく押し入ってくる。
「っ、ン…ぅあっ…」
まるでリョーマの反応を楽しむように綿棒を出し入れされ、リョーマは呆気なく限界を迎えた。
だが、綿棒が入れられている為、白濁は出ずに逆流する。
苦しさに眼を剥き、涙が溢れだした。
そんなリョーマをよそに、手塚の手はリョーマの窄まりに伸ばされる。
一気に指を二本ねじ込み、乱暴にかき混ぜていった。
前と後ろ両方からの刺激でリョーマは我を忘れて乱れまくる。
もう「部長…」としか言えなくなった頃、さすがに無茶をさせ過ぎたと思い、指と綿棒を抜いて、指の代わりにあてがった昂りを一気に貫いた。
「ぅ、あ…ぁああっ」
既に限界だったのか、手塚が挿入した瞬間、リョーマの昂りから白濁が放たれる。
もうリョーマの眼に理性など欠片も残っていなかった。
END
*あとがき*
久々塚リョでしたが、いかがでしたでしょうか?
鬼畜手塚×淫乱リョーマってのを書こう、と思い立って書き始めたこの作品。
完成まで一週間ぐらいかかりました。
↓感想などお願いします↓
BBS
2011/03/22
神奈樹リン
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