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サブBLSS
七五三(平コ)
甘エロ


恋人である服部平二の家に来た途端、服部に服を剥ぎ取られた。
当然のことながら、抵抗をみせるものの、小学生の体である江戸川コナンでは力が及ばず、あっという間に下着だけにされてしまう。

「服部! いきなり何するんだよ!」

「ええから、そのまま待っとり」

コナンの頭をくしゃりと撫でると、服部はクローゼットの中を漁りだした。
奥の方から大きな箱を取り出すと、その中を物色しだす。

「えっとなー…おっ、これなんかええなぁ」

「だから、何やってんだよ、服部」

ぶつぶつと独り言を呟く服部に、下着だけの格好で待たされているコナンは悪態をつく。

「まぁ、待て。これや、これ」

後ろ手に何かを持ちながら、不適な笑みを浮かべ、ベッドの上に腰かけるコナンに近づいていった。
そのあからさまに怪しい笑みに、コナンは思わず後退りする。

「な、なんだよ…服部…」

「んー? 小さいコナンくんにこれを着てもらおうと思ってな」

これ、と言いながら、後ろ手に持っていたものをコナンの前に差し出した。
それは小さなタキシード。
まさに今のコナンにぴったりなサイズだ。

「なんで俺がそんなの着なきゃなんねーんだよ!」

「ええやん。絶対似合うと思うで。それとも、コナンくんは恋人の願いも聞かれへんような冷たい男やったんか?」

「っ…のヤロ」

そんなことを言われたら、何も反論できない。
少々悔しいと思いながらも、結局は着るはめになってしまった。



服部を部屋の外に追い出して、渋々渡された服に着替える。
サイズがぴったりなのも少々腹立たしかった。

「おい、着たぞ」

ドアの外で待っている服部に声を掛ける。
今頃どんな顔で待っているのか、と考えると、間抜けな表情でニヤけているのが容易く想像できた。

コナンが声を掛けて数秒もしないうちに部屋のドアが勢いよくあけられ、服部が顔を出す。

「工藤…」

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