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癒して(ギンイヅ)
甘
最近のイヅルは働き過ぎや。
だから倒れてまうんやで?
護廷十三隊三番隊副隊長の吉良イヅルは過労が講じてか、倒れてしまった。
彼はすぐに三番隊隊舎に運ばれ、今は布団の中で眠っている。
彼の属する三番隊の隊長である市丸ギンは布団に横になるイヅルを見つめながら、その長い前髪に口付けを落とした。
「んっ…たい、長…」
「イヅル、おはようさん」
「すみません。僕…」
イヅルは自分が倒れてしまったことに気付き、申し訳なさに襲われる。
自分の体調管理が甘かったせいで大事な市丸に迷惑を掛けてしまった。
そう思うといたたまれなくなってくる。
「ええて、ええて。最近イヅルにばったり働かせ過ぎてたからな。今日はゆっくり休み」
「隊長…ありがとうございます」
頭を撫でられる優しい市丸の手を感じながら、イヅルは再び眼を瞑るのだった。
*END*
【あとがき】
ここまで読んでくれてありがとうございました。
初のギンイヅでした。
短い。
これがほんまの短編小説とでもいいますか。(笑)
まだギンが三番隊に居た頃のお話でした。
執筆:2010/11/05
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