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おまけ
行為後、玉藻はタオルで鵺野の身体を丹念に拭いてやった。
「玉藻、一つ訊いていいか?」
床に脱ぎ捨てたシャツを広い、身に纏っていく。
ボタンを止めながら、鵺野はおもむろに口を開いた。
「なんですか?」
自分だけスッキリしたような表情の玉藻が涼しげに言ってくる。
そんな彼を憎ましく思いながら、鵺野は不機嫌そうな顔をした。
「これ、どうすんだ?」
鵺野の言う「これ」とはベッドのこと。
そのシーツは皺だらけで、所々染みがついていた。
「大丈夫。私は明日もここに来ます。今夜洗って明日の朝に戻しておけば問題ないでしょう」
「お前なぁ…」
やはり玉藻には適わないな、と改めて思う鵺野だった。
*END*
【あとがき】
ここまで読んでくれてありがとうございました。
初ぬ〜べ〜小説です!
玉藻といったら保健室かな、と思って書いてみました。(笑)
気に入って頂けたなら幸いです。
執筆:2010/05/06
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