サブBLSS
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申し訳なさそうに呟き、涙で滲むキョンの目元を親指の腹でなぞっていく。
少し赤く腫れている瞼が痛々しくて、そこに唇を落とした。
古泉の唇の感触は柔らかく、その温もりに体から力が抜けていってしまう。
軽く出された舌が瞼を軽く舐め、今度は唇に暖かな感触がした。
それは考えるまでもなく、古泉の唇の感触で、啄むように口づけが交わされる。
「ン、ふっ…」
唇の隙間から潜り込んできた古泉の舌がキョンのそれに絡められた。
それを唇で吸われ、痺れるような感覚が体中を駆け巡る。
キスの傍ら、古泉の手が服に掛けられた。
ボタンを器用に外し、前のはだけたシャツを肩からするりと脱がしていく。
露になった肌に指を滑らせてやれば、キョンの体が小さく震えた。
「っ、ん…い、ずみ…」
「キョンくんの肌は白くて綺麗ですね。見てて飽きない」
言いながら、小さな胸の突起に舌を這わせていく。
温かくてぬるっとした感触に、キョンはぎゅっと眼を瞑った。
軽いリップ音と共に体のあちこちに口づけられ、下半身が熱くなっていく。
「こ、いずみ…下も…」
「下? 下ってどこですか? ちゃんと言ってくれないとわからないですよ?」
「なっ…」
そんなこと聞かなくてもわかっているくせに、わざと訊いてくる辺りが憎らしい。
いつも多少なりとも恥ずかしい言葉を言われたり、焦らされたりされたことはあったが、今日は特に意地悪だ。
「ちゃんと言わないと、どうなるかなんて…キョンくんならわかりますよね?」
「っ〜…」
そんなこと、言われるまでもなく容易く想像できる。
古泉は意外に頑固で、キョンが何も言わなければ、きっとこれ以上のことはしてくれない。
「俺の…俺の…ちんこ、触ってくれよ…」
恥ずかしさに顔が一気に熱を増した。
古泉を直視することができずに眼を固く瞑る。
そんなキョンとは裏腹に、古泉は満足そうな顔をした。
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