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サブBLSS
素直じゃない君(ヒカアキ)
甘エロ


塔矢はいつも素っ気ない。
普段はもちろん、身体を重ねる時はもっとだ。

「ね、塔矢…。気持ちい?」

ベッドの上で塔矢を攻め立てながら問う。

「あっ、んぅ…」

「塔矢、答えてよ」

腕を眼の上辺りに乗せて顔を隠す塔矢に少しムッときた。

だから、意地悪をしたくなって塔矢が一番感じるところを思い切り突いてやる。

「んあっ…! し、んど…」

「答えてよ」

「っ…る、さいっ」

顔を横に反らしながら素っ気ない返事を返す。
真っ赤な顔を覆っている腕が小刻みに震えているのが分かった。

「何でいつもいつも言ってくれないんだよ」

腰の動きを止め、塔矢を抱き上げる。
自然とお互いに抱き合うような形になった。

「だって…」

更に頬を赤らめて言いにくいのか、口籠もる。

「だって、何? 別に俺、怒ったりしないから言ってみろよ」

塔矢のサラサラな髪の毛を撫でながら、とびっきり優しい笑顔を浮かべる。
それに安心したのか、塔矢の表情も安らかになった。

「だって…恥ずかしい、から」

「っ…塔矢!」

俯いて恥じらいながら告げる塔矢を凄くいとおしいと思った。
同時に力一杯抱き締める。

「し、進藤!?」

「それ、可愛過ぎだぜ、塔矢。俺もう、我慢出来ない」

言い終わらないうちに塔矢の中を突いてやる。

「んあ…っ」

突然の刺激に身体を大きく仰け反らせて反応を示した。
そんな塔矢が可愛くて、再び押し倒して攻め立てる。

「塔矢…っ」

狭い塔矢の中で進藤のモノはぎゅうぎゅうと締め付けられている。

「しん、ど…っ! ごめ…僕…っ、素直に、なれな…んっ、くて…」

乱れる息の下で必死に言葉を紡いでいく。
眼からは薄らと涙が浮かんでいるのが見て伺える。

「いいよ…っ、塔矢。俺は素直じゃない塔矢もスゲー好きなんだからっ」

そう、俺は塔矢の総てを愛してる。
素直じゃないところも引っ括めて全部。

でも、偶には素直なお前も観させろよ?
*END*


【あとがき】
ここまで読んでくれてありがとうございました。
初っぱなから駄文ですみません。
読んでいただきありがとうございました。(笑)
☆adios amiga☆
執筆:2010/03/12

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あきゅろす。
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