[携帯モード] [URL送信]

小説
家に帰ると真ご主人様が必ず死んだふりをしていますなのだ。
「ただいまなのだー」
クロがドアを開けると、とんでもない光景が広がっていた。
それは真がうつ伏せになっていて背中には包丁が突き刺さっている。おまけに床は血まみれだ。慎吾や優也が見たら絶対に気絶するだろう。クロは戸惑うが、しばらくして落ち着き、出来るだけの笑顔で

「今日のは掃除が大変そうなのだ」

と笑うと、真はうつ伏せのまま満足そうに黒笑いで「クククク」と笑っていた。ある意味不気味である。

明日はどんな死に方をしてるのか予測すら出来ない…そう本気で思ったクロだった。



ある日には頭に矢が刺さっていたり、軍人服で銃を抱えてたりマンボウの着ぐるみを着て死んだふりをしてるのを見てドアを閉めようかと一瞬思った。

[次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!