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出会い 2

塾へ行こうと思っていたあたしにお兄ちゃんは


「ヒメ先生に教えてもらえばいいじゃん

小雪の志望高校も南高校だし」



このお兄ちゃんの一言であたしが先生に習うことが決定した


最終的には先生はトータルで3年間の間、うちの家に通うことになった




先生は南高校に就任したので小雪が教えてもらうのは

火曜、土曜の9時から1時間になった



更に、


「俺もう学校に就職しちゃったし…

こんなアルバイトみたいなのバレたらまずいからボランティアってことでいいなら
教えてあげるよ」



結局月8回で1万円

火曜と土曜は毎回お母さんが夕飯を作り食べていく、というので和解した



「小雪ちゃんは社会が苦手だったよね?

俺、絶対社会すきにさせてみせるから」



先生の一言に固まった


なにこの先生自意識過剰(-ω-)

私は一瞬にして先生を嫌いになった

でもそれと同時になぜか胸が締めつけられるくらい苦しくなった



そして夏休みに入った頃、

すっかり社会がすきになっている私…


かなり単純だなって自分でも思った


模試では得意な数学を抜いて社会はトップだった


先生に喜んでもらいたい為に点がばんばん上がっていった



そして先生ともかなり仲良くなり、
先生の彼女

当時は4年付き合っている人がいた

の話や私の相談などお互いに話し合うようになっていた





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あきゅろす。
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