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悲しみ 2

1回泣き出すと止まらなくて大泣きした


「り…りゅーは…きれい…なお姉さん達が
すきなの…?

なんで…なんで一緒に…行くって言ったのよ!

あたし…りゅーが…すきだから……大すきだから…女の人と話してほしくないよ…!」


先生はすぐに抱きしめてきた


「悪い…

ただ小雪がもう限界っぽかったから大人数の方が怖くないかなって…
そう思っただけ

本当にお前以外の女なんて眼中にない

俺も…お前が大…すきだ」


そのまましばらく抱きしめられたままだった

他のカップルみたいに愛を確かめ合う様にキスもHもまだできない

そんなあたし達は抱きしめてお互いの体温を感じることしかできなかった



「なあ、もうすぐ頂点だ…」


「…あ!あれ富士山だっ!!」


目の前には大きな富士山が見えた

富士山を見ると改めて先生と旅行に来れたのだということを実感する


「なんか幸せだなー…
クリスマス前なんて思ってもみなかった

あたしてっきりりゅーに嫌われてると思ってたし」


たわいもない話をしながら観覧車は終わり、
ホテルに着いた




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