本音 2
「俺な、昔から教師になるのが夢だった
数学すきだったから、毎日教えられたら楽しいんだろなって…
けど実際は教える仕事の2倍くらいいじめの処理や親のクレーム、雑用だった
何のために教師になったか分からなくなってから寝れなくなって…倒れた
そんときにじゃあ俺は冷たい怖い先生になったらきっとみんな話聞いてくれるんだって思った
結果的に聞いてくれる様になった
けど…前みたいに生徒が俺に雑談をしにくることなんてなくなった
ほんとは前みたいに話したかったけど
みんな授業はかなり真面目になったし、いじめなんてなくなった
だからこれでいいんだって思った…
けど小雪は俺の学校の生徒と違った
俺が突き放しても、笑わなくても前と変わらず話してくれた
こんな俺でもすきって言ってくれた…
俺、お前の先生って言う立場じゃ
もう耐えれない
いつもお前の隣にいて触れていたい
すきだ、」
一瞬先生が何を言っているか分かんなかった
聞こえるのは時計の針の音だけ
1分か5分か10分か分からなかったが
とても長く感じた
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!