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ウィザード
魔法を使うために必要なものについて

魔力
生き物が持っている力。魔法を使うと魔力を消費してしまうが、体力のようにしばらくすればまた回復し、最大値は常に一定である。最大値には個人差がある。強力な魔法を使ったり、連続で魔法を発動したりすると魔力が足りなくなることもある。その場合魔法は弱まったりうまく発動できなかったりするのだが、それでも無理やり魔力を消費し続けていると、“魔力の暴走”が起こる。魔力が暴走すると理性を失い、破壊行動を死ぬまで繰り返すようになる。魔力の暴走が起きている生物のことを“心亡キ者”と呼ぶ。

宝珠
属性分子を集める力が非常に強い宝石のこと。ジアでは生徒に宝珠と宝珠をはめ込むことができる杖を支給し、魔法を使わせている。普通の人間では魔力だけで魔法が発動できるほどの属性分子を集めるのが困難であり、この宝珠によってある程度属性分子を集めてもらうのである。

呪歌
属性分子に指示を与える言葉や文字のこと。属性言語による詠唱と、属性文字による魔法陣の作成の二種類に分けられる。どちらの方法でも魔法の形状、持続時間、位置、範囲、効果の強弱などを指示する。どんなに大量の属性分子を集められても、呪歌が正しくなければ魔法はうまく発動しない。複雑な魔法ほど咒歌は長くなる。

属性文字・属性言語
文字の形、文字の響き自体に属性を持った言葉。11種類の属性それぞれに別々に存在し、魔法学校では属性別授業でこの属性文字、属性言語を習う。

魔導書
複雑な魔法の発動を簡単にするために発明された道具。分厚い装丁に宝珠をはめ込むためのくぼみがある本。中身は白紙で、魔導書の持ち主自身が書き込んで使用する。魔導書の紙は属性分子を透過しやすい特殊な素材でできている。まずこの本のくぼみに宝珠をはめ込み、魔導書のページに発動したい魔法の内容を書き込む。この時にはその魔法に対応した属性文字を使用する。属性文字で指示された内容は魔導書の紙を透過して宝珠の内部へと書き込まれていく。咒歌の最後には魔法発動の合図として、その魔法の“名前”を記入する。ここまで終わったら宝珠を取り外し、その宝珠を使い魔法を発動する。発動の合図として魔法の“名前”を属性言語で発音すれば魔法は魔導書の通りに発動する。長い咒歌もこれで短縮が可能になる。魔法学校に入学する際に支給されるが、高位魔法でないと使う必要はないため、多くの生徒はロッカーの下の方に置きっぱなしである。

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あきゅろす。
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