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parallelu
5(ロックオンside)
今日は入学式だな………。
あー、確か新入生の担当を持つんだったな。
面倒くさいから他の先生に任しておこう。
今頃、ティエリアは怒ってるんだろうな。
そしてアレルヤがティエリアを慰めてるだろうな。
そう思い、苦笑する。
俺は生徒会顧問だが、面倒くさいためいつも生徒会に任せてる。
まあ、俺はそんな性格だし。
世話焼きが好きだが、生徒会の仕事は面倒くさい。
優秀なティエリア達がいるから俺がいなくても大丈夫だ。
さてと、誰もいないところへ行くことにするか♪
そう思い、お気に入りの裏庭に向かった。

「ふぅー、やっぱり、いいな♪誰も来ないし、気休めになるな。」

そう言い、煙草を一服吸った。

すると桜の木を見てる少年がいた。

んっ、誰だ。見たこともないな。後ろ姿なせいか顔は見えない。
おそらく、新入生だろう……。
少年は桜に見惚れてるかその場から動かない。
この調子だと、入学式には間に合わないな。
よし、声を掛けるか………。

そう思い、少年に声を掛ける。

「おい、新入生か。」

少年はその声に反応したか後ろを振り返る。
ドキッ……。
身長は標準よりも低め。
少年らしさを残した顔。
中東に生まれたかのようなこんがりな肌。
黒い髪で寝癖が多いか髪が跳ねている。
特に目が離せない赤い瞳。
その瞳の中に揺るぎない強さが隠されている。
なんて可愛いな。

ハッ、俺は何を考えてるんだ……。
彼は男だぞ???俺は女好きだぜ。男なんて興味ないつーの。

そう思ってる時に少年は初めて声を出す。

「…………そうだが。」

俺を睨みながら、警戒する。

警戒されたな……。
やっぱり、気のせいだぞ。可愛いって思うなんてな。
そのことは忘れよう。きっと欲求不満だったと思う。
だからきっと可愛いって思ってしまったんだろう。
でなきゃあんなお子様にドキッとするわけないだろ??

少年は俺の言葉を待っている。(というよりも睨んでいる。)

っといけね。そんなこと考えるのは。

そう思った俺は少年を見てこう言うのだった。

「いいのか。もう入学式が始まってるぜ?????」

少年は忘れたという顔に出てる。

………やっぱりな。どうりでこの場から動いてなかったもんな。
このままだとやばかったから声をかけて良かったぜ。
それにしたとしてもなんで此処にいるんだろうか???
此処は体育館の反対側だ。

「それにしてもなんで此処にいるんだ。此処は裏庭だぜ???」

少年はびっくりしたような顔をし、

「…………な、なんだと。」

………その反応をするってことは。

「まさか道に迷ったんじゃないだろうな。」

少年は図星にさされたか黙る。

まあ仕方なく俺が案内するか。

「やっぱりな……。道案内してやる。俺についてきな。………それと警戒しなくても大丈夫だぜ???」

少年は驚愕した顔をする。

ばれてないと思ったのか。俺は他人のことに敏感でな。だから警戒してることも分かるんだよ。
少年は何か悟ったのか

「………分かった。」

おっ、警戒は解けたみたいだな。
っていうか警戒しなくてもいいのにな。
まあ可愛いけど。
えっ???なんで可愛いって思うんだよ。
少年だぞ少年だぞ。
今のは気のせいだ!!!!
俺はその思いを忘れたくて

「あっ、そういや、自己紹介がまだだったな……。俺はロックオン・ストラトス。こう見えても数学教師でな。」

俺が教師には見えないっていう顔に出てる。
まあ若いからな。まあ俺は教師になりたくてなったんじゃないけどな。
ただ、なりたい夢なかったし、数学がもともと得意だったため、先生になったわけだ。

「………刹那・F・セイエイだ。」

やたらに長い名前だな。呼びにくいな。

「ふーん、長い名前だな。刹那って呼んでもいいのか???」

「………勝手にしろ。」

少年……いや、刹那はどうでもいいかのようにそう言う。

さてと、行くか。と声に出し、歩きだす。
後ろには刹那がついてくる。

************************

……………………(沈黙)
いつもの俺なら話しかけるほうなのに、何故か話さない。
刹那が人と話さないからか。
いや、そうだとしても俺は話しかけるほうだ。
あー、なんか話題ないかな。
このままだと気まずいような気がする。
頭をフル回転してるまに体育館に着いた。

「ほら、着いたぜ。」

結局そういう言葉しか思いつかなかった。

「………すまなかった。」

っ!!??へー、あんな顔も出来るんだな……。
ただ、不器用だなっていうことが分かった。

「おう♪別にいいって。」

刹那の性格が分かってきた。っていっても会ったばかりだからまだ知らないことがいっぱいある。
これからも知ればいいじゃないか。
俺は刹那をなんで知りたいか??ということに気付かなかった。
もうこんな時間なのか。
ミス・スメラギが怒るだろうな……。
早く行かないとな。本当は刹那と一緒にいたかったが。

「おっと、そろそろ入学式が終わるな。俺は仕事があるからこれで。じゃあな、また会うといいな♪刹那。」

そう言った俺は職員室に向かった。

………刹那か。なんか面白そうだな………。
くだらない日常から面白い日常になりそうだ。
自分が今、楽しそうに笑ってることに気付かなかった。
これが俺と刹那との出会いだった……。



後書き

長すぎた………(T_T)/~~~
すみません。まだ駄文です。
ロックオンはまだ自分の気持ちには気づいてません。
そのうちに気付くかも←(いつだよ)
更新不定期ですみません。
もっと頑張りますb

















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あきゅろす。
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